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心理臨床センター主催、公開講演会を開催しました。

2016年3月30日(心理臨床センター)

心理臨床センター主催 公開講演会 開催概要

常磐大学心理臨床センターが主催する、第20回公開講演会が3月13日に開催されました。講師としてお招きしたのは、筑波大学人間系准教授で臨床心理士の山中克夫先生。薬を使わずに認知症の人と接するための相談支援やプログラム・介入法について、心理の専門家の立場から解説してくださいました。

講演のテーマは「心理の専門家が実践している認知症の相談とプログラム」。認知症の人は自覚していない場合が多く、家族や周囲の人たちが懸命にケアしても、記憶障害で忘れられてしまうことが多いのが現状です。そのような介護する側の精神的ダメージを軽くするためにも、認知症の相談とプログラムは重要だと山中先生は言います。

講演ではアルツハイマー型認知症を取り上げ、進行の段階に合わせた相談支援を紹介してくださいました。認知症の重症度はいくつかの段階があります。日常的に物忘れが起こる「初期」、認知的に混乱する「中期」、言動が低下し動きも緩慢になる「後期」など、それぞれの段階に合わせた対応が必要です。山中先生は、段階ごとの家族の接し方や専門医療機関への相談、また介護保険制度のサービス利用など、丁寧に説明してくださいました。

認知症は、ネガティブなイメージで取り上げられることが多いのは事実です。しかし、心理の専門家が考案したプログラムで、本人も家族も穏やかに暮らせることを認識する講演会となりました。

日時 2016年3月13日 13:00〜15:00
会場 H棟大講義室(見和キャンパス)
対象 一般の方
講師 山中 克夫 先生
筑波大学人間系准教授、臨床心理士
演題 心理の専門家が実践している認知症の相談とプログラム